叶万願による占いサイト開運京

　日本は古来より農耕民族であります。

　住んでいる土地を離れませんので、その土地を中心に物事を考えます。

　朝起きればお天道様に感謝。

　朝食では目の前に並んでいる作物に感謝。

　種を蒔き、収穫を得る。

　自分のテリトリーに不満がなければ、よそ様のテリトリーには手出ししない。

　田畑に一日中いますと、お天道様が東から上がって、西に沈む。

　1年のサイクルにしてみますと、東からはじまって、西で終る。

　東が種まきで西が収穫です。

　この様子を私は横型名刺に取り入れています。

　日本人の魂の奥の奥のそのまた奥まで揺さぶれる。

　感じない魂に響く名刺です。

　名刺を渡し、すぐに結果を求めず、実が熟すまで待つ。

　これは1年をサイクルの基準にしていますが、1日でもサイクルはあります。

　営業などはその日その日が勝負です。

　1年後など、のんびり言ってられません。

　このような営業用名刺も横型で出来上がります。



　一方の狩猟民族はのんびりと結果を待つ、なんてことはあまりありません。

　どうしたら最短な時間で大量の獲物を獲れるか。

　そういう罠を考えてしかけます。

　人との出会いの営業もその性格がうかがえます。

　インパクトある名刺を作り、すぐに連絡を取りたくなるように工夫する。

　したがって、名刺も独自性を重要視した派手めなものになります。


　民族的な差が名刺にも出ると言うわけです。

　どちらがいいのかは、わかりません。

　その時々で変わることもありましょう。


　狩猟民族的な名刺の場合、すぐに飽きられないように、何度も変更することが大事になります。

　名刺を変えていますと、信用問題でもありますから、その点どう捉えるか。


　私がおすすめするのは、農耕民族的な名刺を持ち、狩猟民族的な会社パンフレットを持つことです。

　２つとも名刺サイズでもかまいません。


　やってほしくないのは、会社パンフレットを名刺サイズで作り、それを名刺代わりに使うことです。

　二つ折り、三つ折りなどの名刺を有効利用しようといった類の本もあります。

　それはあくまで名刺ではありません。

　名刺はその方の社会的位置を示しています。

　広告塔ではありません。